おなじ蛙だけど、性質が違って観察していると興味深い。
アマガエルは敵が近づくと、ひたすら跳ねて逃げるようだ。
私が刈り払い機で草刈りをすると、刃の先から、必死に跳ねて逃げる。動くので目立つので、私もよけて刃にかけないように気をつけることができる。何匹かは気がつかないで切ってしまうけど。
写真は必死で逃げるアマガエル。壁で逃げ場を失うと壁をよじ登るアマガエル達。そんなアマガエルを観ていると無駄な努力ってない!と思える。
一方トノサマガエルは敵が近づくと身を伏せてじっと敵が通り過ぎるのを待つ作戦で生き延びてきたようだ。
実際、動かないといるのかいないのかさっぱり分からない。子供のトノサマガエルはぴょんぴょん跳ねて逃げるけど、大きなトノサマガエルはその性質が顕著なようだ。刈り払い機が近づいても、じっと地面に身を伏せていて、結果私の刈払機にスライスされてしまう。
トノサマガエルは大きいから切るとすぐわかる。自らが行った残虐な行為だけど、見て見ぬふりをするしか仕方がない。
最近、ぐるぐるの田んぼでは明らかにトノサマガエルが増えていて、そんな光景が増えるかと思うと、トノサマガエルの繁栄もすなおに喜べないでいる。
写真は子供のトノサマガエル。
田の草取りをしていると「キャッ」「キュッ」とかわいい声が聞こえてくるが、どうも、この子ガエル達が鳴いている声のようだ。妖精のようなかわいい声。
そんなかわいいトノサマガエルだが、実は違った一面も最近発覚してきた。
おっちとなるみちゃんが田の草取り中にトノサマガエルがアマガエルをくわえていた!ところを目撃したのだ。ちょっとショッキングだったと言うがかなりショッキングだっただろう。
どうも最近アマガエルの数が少ないと思っていたがトノサマガエルに食べられていたのか~!?
体格にあれだけ差があれば、無理もないだろうが、ほんとショック。
私が、たまに刈払機で切って間引くのもアマガエルのために必要なことかもしれないなあと都合よく考えることにした。