2011年3月28日月曜日

ボランティア4日目最終日

 あっという間の4日間。4日間なのか1週間なのか1か月なのか?時間の感覚がまるでない。ボランティアの仲間も、ず~っと前から知り合っていたような、もう会えなくなるかもしれないなんてことは思えない、不思議な感覚。
 倒れた電柱をよけて通る道、自衛隊のトラックが行きかう道、塀や家が倒れている景色。
異常なはずの景色が、自分の日常になりつつある。

 最終日は、同じボランティア仲間の大学生のたっての希望で、津波の被害のあ
った地区へ行くことになった。
彼が知り合った、避難している方から、「ぜひ被害にあった自分の町を見て帰ってくれ、そして現状を、ここであったことをみんなに伝えてくれ、」と言われたのだという。
地図で、その方の住んでいた地区を確認して、出発。
30分ほどかかって石巻港近くの住宅地についた。

信号はどこも点いていない。車の量も少なく、ゆっくり走っている。
大きな町なのにとても静かだった。

写真を撮るのにも気力がいるが、なんとか撮る。









潅水している道を渡り、瓦礫の間に作られた道をぬけて、泥のたまった駅前通りを通り、ぐるっと回って事務所に戻る。

彼を、ボランティア事務所に送り届けて、ボランティア仲間に挨拶をして、帰途につく。
仲間には挨拶で「帰ったら、ここで、見たこと、聞いたこと、感じたことを地元のみんなに伝えていきたい。」
と言ってきた。
でも正直なところ何を感じたのかよくわからなかった。

はっきり言ってこなかったが、また行くことは確実だったので、次はどうしようか考えた。

食べ物はなんとかなっている、清潔のニーズが必要になっている。あの日からお風呂に入れていない方もいる。なんとかお手伝いしたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿