2011年3月26日土曜日

避難所でボランティア2日目

朝から雪が積もっていた。
ボランティアの事務所は、福祉施設の事務所の1画を借りていた。
そこで寝泊まりし、朝にそれぞれ車を乗り合わせて各避難所に向かう。

事務所は、水道、ガスがストップしていたが、電気は昨日から来て床暖が機能して暖かかった。

余震が頻繁にあるが、短時間で弱く、慣れていった。

避難所では、カセットコンロを何台も並べて、喫茶コーナー用のお茶のためのお湯を沸かしたり、炊き出しの鍋をかけたり、支援物資のゆで卵をむいたり、裏方の仕事をした。
喫茶コーナーが人気で、お湯を沸かすのに間にあわないくらいだった。避難所の憩いの場になりつつあるようだった。
他のメンバーは、避難者一人一人に声をかけて、話を聞いたり、身の回りのお手伝いをした。

地元の社協の方が増えて、ボランティアチームにも余裕ができてきた。
これからは炊き出しに余力を回せそうだ。




夕方、避難所の活動から帰って、外を見渡すと、空き地に、臨時のごみ集積所が出来ていた。震災で出たごみが、これからまだまだ持ち込まれることになるのだろう。
土手の向こうは、旧北上川。




いわもとさんは昨日帰り、午後また新しいボランティアが入ってきた。
自己紹介、各避難所での活動報告、明日の計画など、夜遅くまでミーティングをする。

2011年3月25日金曜日

仙台から石巻へ

仙台から、石巻へ移動。
自衛隊の車がひっきりなしに通る。
高速道路はところどころひび割れ、段差が激しい。

石巻は津波の被害がひどいところ。避難所も多数ある。

受け入れのボランティア団体では石巻の何箇所かの避難所に、ボランティアを派遣していた。
私が行ったところは、いわもとさんも3日前から行っている、丘の上の公共の多目的施設。避難者が100人ほどはいっている。
ここは内陸で、津波の被害はないが、道中ところどころ、家屋が倒壊していたり、電柱がたおれていたり、塀が倒れていて地震の被害を目の当たりにする。

避難所の施設はとても立派で新しかった。電気が来て、空調が利いて暖かい。
だが、ところどころ大きなガラスが割れている。
水道も使えず、給水車の水に頼っていた。
ガスも使えない。

避難者は、体育館兼用のホールに、直に布団を敷いて生活していた。
もともと病院に入院していたが、震災で重傷患者が入院したため、ここに転出してきた人もいて、要介護の方が多い。

ここでのボランティアの仕事は要介護者の身体介助と、地元の医療、介護スタッフの手伝い。
またボランティアの発案で始まった、喫茶コーナーの運営など。

昨日初めて、ボランティアにより、炊き出しのお味噌汁が配られた。
それまでは支援物資のパン、おにぎりのみ。
今日もシチューを作って配った。

私はあしたから本格的に活動します。

2011年3月24日木曜日

仙台へ出発

朝、積み込みに時間がかかり8時に出発。
高速道路では、被災地に向かう車両、給水車、消防車、レスキュー車などと一緒になる。回転灯を光らせて何台も連なって被災地に行く様を見るとこころ強くなる。

東北自動車道は、今日から一般車両も仙台まで行けるようになったらしいが、混雑状況と福島原発の様子がわからなかったので、新潟ICからさらに北上し、荒川胎内ICで一般道に降りて、山形に向かい、山形蔵王ICから高速道路に乗って仙台入りする。


写真は途中の荒川胎内を下りてすぐ。雪が吹き付ける。東北はまだ冬。

その日の夕方、仙台にある、受入れ団体「共同支援ネットワーク」の事務所に到着。
ここで1泊して石巻の避難所に明日行く予定。

2011年3月22日火曜日

出発準備

いわもとさんの情報を得ながら、BDF(廃天ぷら油加工のバイオディーゼル燃料)なら車で行っても迷惑にならないと判断。自家用トラック1.25tで行くことにする。
現地では、ガソリンが十分買えない状態だが、BDFなら競合しないからいいだろうという理由。

自家用トラックをBDF使用車に登録するため急きょ陸運局に行き、「廃食油併用車」に書きかえる。用紙代60円かかる。

その後あわててBDFを、近くの作業所他を巡って分けてもらう。
BDFはどこも必要分しか置いてないので、その中で分けてもらえる分だけを分けてもらう。
急の理由を言うと快く対応してくださり、うれしかった。

麻績村障害者等共同作業所山ぼうしさん
NPO地域づくり工房さんhttp://npo.omachi.org/?p=5240
ありがとうございました。


支援物資の灯油、水、その他託された衣料品などを積む。
BDFも積んで翌日出発(BDFはポリタンクで持ち運びOKなのでその点も都合良い。ガソリン携行缶はどこも売り切れ)。

いわもとさんレポート 仙台市内の様子

 ぐるぐる薪の会の仲間、いわもとさんが今朝、安曇野を出発、仙台へボランティア活動に行きました。
仙台へ行く途中の交通の様子、仙台の様子をメールで伝えてくれています。
情報を共有してみんなで応援したいと思います。がんばって~!

いわもとさんが行ったところ 東北関東大震災・共同支援ネットワーク 


2011年3月21日 いわもとさんより

俊明さん、お世話になります。
松本を出発し長野に向かってます。新潟まで新幹線、その後JR高速バスです。新潟~仙台便は通常運行してますが、予約も多い様子。一般車両の通行状況はよくわかりませんでした。

今日21時過ぎに仙台に着き、明日9時に石巻の介護施設へ行き介護の仕事をする予定です。

共同ネットより連絡あり、自分の食料とシュラフを持って来て欲しいとのこと。
簡単ですがご報告まで。


2011年3月22日 21:46 いわもとさんより

いまインター降りたのかな。約1時間遅れで22時過ぎに仙台駅着予定とアナウンスありました。
高速バスは普通の40人乗りで、4~5席キャンセルで空いています。
仙台~新潟便も大抵キャンセル待ちで乗れますよ、とバスのドライバーさんが言ってました。
着いたらまた様子を連絡しますね。
ではでは~。


2011年3月22日 0:08 いわもとさんより

仙台駅ではなく、その前の広瀬通一番町で降りて、そこからタクシーで事務局にきました。7~8分、約1000円。
仙台市内は電気が通っています。普通に街灯やネオンもついてる。
ガソリン不足のため一般車両はほとんど見かけませんが、タクシーは燃料がガスなので普通に動いています。
水道も一部を残して復旧してる様子。都市ガスは徐々に復旧しつつあり、今週中にかなり復旧の見通しとタクシーでききました。
仙台市でも沿岸部は津波被害が大きく、場所により状況は異なります。

事務局高木さんによると石巻は津波被害がひどく、避難所で看護介護の必要なひとが多いとのこと。明日から避難所での仕事になりそうです。
物資は自衛隊ヘリでどんどん届くようになってきてるが、ガソリン不足などの影響もあり、なかなかうまく行き渡らない。

そんな状況です。
また明日もう少し詳しいことが判ると思います。
では


2011年3月20日日曜日

ミーティングの様子


昨日のミーティングの様子です。
それぞれの思い、不安、願い、提案、問い、決意、を言葉に出してみました。
日頃の生活の中では、つらい、困難な体験をあまり口に出さないことが多いですが、溜め込んでは精神衛生上良くありませんよね。
たまには真剣に喋って、泣いて、笑って、吐露することが、心を軽くしてくれるようですよ。
そんな場が今必要な方が集まってくださり、
後味すっきりしたいい機会になりました。
ありがとうございました。